仕事で嫌なことがあったので、
日がのぼっているうちに逃げ出すことにする。
そして久々に映画@元町映画館。
おかっぱちゃん旅に出る。
http://boojil.ojaru.jp/okappa/
イラストレーターのBoojilさんのアジアな旅。
作りはチープな映画だけど、
ラオスに行ってみたくなった。
そしてBoojilさんがバカっぽくて可愛い。
http://wwws.warnerbros.co.jp/clashofthetitans/
レイトショーで。
ギリシャ神話の世界を映画化。
ペルセウスvsハデスの戦いをどぎついCGで描く。
CGと自然は綺麗だが、はっきり言って全く面白くない駄作。
話が薄っぺらで、流れはぐちゃぐちゃ。
CGを描くのが好きな人たちが、自己満足のお絵かきをしましたよ、
という作品としか思えません。
呑み会に誘ってもらってはいたものの、
歯医者翌日だったと言うことで今回はお断り。
その代わりにマイケルムーアのルポ映画。
レイトショーでこんなの一人で見に行くやつなんて…
と思っていたら、数人いた。俺以外にも。
アメリカで、資本家への規制緩和が、
いかにして搾取の構造を作り出したかという問題を、
映画という形で表現したルポ。
アメリカにてどうやって奴隷が作られていくのかがよく分かった。
だから権力は嫌なんだ…。
http://capitalism.jp/
映画を見るのも久しぶり。
ま、三連休のレイトショーだし、
仕事電話もかかってこないだろうということで。
ということで見たかったなくもんか。
舞妓Haaaan!!!の工藤官九郎×阿部サダヲと来れば、
見に行かないわけにも行かず。
細かいギャグがあらゆるところに散りばめられていて、
それがいちいち面白いのだが、
テーマが「家族」、そしてストーリーは決して明るくないので、
作品としてはちょっと中途半端かな。
確かに面白かったかと言えば面白かったが、
舞妓Haaaan!!!や少年メリケンサックに比べると、
笑いと重苦しさがどっちつかずになっていて、
抱腹絶倒にはなりきれず、
かと言って泣けるかというとそうでもなく。
http://nakumonka.jp/
土曜レイトショーで、映画「シルク」を見る。
時は19世紀のフランス。
美しい妻のいる絹工場の男が、蚕を求めて日本へ旅をする。
そこで出会った美女に心捕らわれ、妻への愛とは何かと自問するお話。
この映画の感想は非常に単純。
男はどこまでも愚かで、女はどこまでも慈悲深い。
そして男が気付くのは、全てを失った後。
とても陰影の美しい映画です。
http://www.silk-movie.com/
KBCシネマにて。
タイの抱える、人身売買という闇を描く。
小説が原作の映画であるが、確か実話に基づいた作品。
確かに、本屋で立ち読みする実話ナックルズとか裏モノジャパン、
彩図社の旅本とかで読む話と大きな齟齬は無い。
ミニシアター作品で宮崎あおいが出る作品に外れは無い、
というのは筆者の持論であり、
本作もそれは裏切られていないのだが、非常に陰鬱な作品ではある。
一言で表現するならば「えぐい」という言葉がぴったりなのだが、
単に「えぐい」の一言で片づけてしまうことはできない。
売られて売春宿に拘束される子供たちの視線には居たたまれない。
しかし、恐らく現実でもある。
最後の最後は思わず凍り付いてしまうが、
目を背けたくなるシーンは多数。
この作品を見て、我々が何かできるのかを考えてみたとき、
きっと何もできないことに気付く。
そこでの矛盾というのは、記者の清水が抱える矛盾と全く同じである。
まずは知ることが大事。
でもその次は?
いずれにせよ、非常に陰鬱な気分になる映画ではある。
居たたまれなくなったのだろう、
筆者の横に座っていた女性は上映中も泣いていたようだが、
スタッフロールになると一目散に飛び出していった。