http://cobs.jp/businesshowto/power/nakajima/sokudoku/
読書というよりはお仕事関係か。
割と普段から実践していることだが、
目と字の距離は結構大事だなぁと思う。
新聞を寝っ転がって読むときと机で読むときとでは、
読むスピードが大分違うもの。
大山典宏 生活保護 vs ワーキングプア読了。
ケースワーカーの経験もある筆者による、生活保護の現状。
この新書を読む限りでは、政策決定者と現場との乖離(色々な意味で)で、
所謂貧困層が随分迷惑を被っているのだなぁとしみじみ思う。
感想と摘要以下の通り。
生活保護申請は、役所は必ず受理しなければならない。受理しなければ違
法。通すか否かは受理した後の審査による。ただし、審査で落ちることは
それほど多くは無いようだ。
申請を受けた役所は必ず受理しなければならないから、そもそも申請書を
渡さずに追い返すという手を使ったケースもある。例えば北九州市など。
キーワードは自己責任。この言葉に泣かされているワーキングプア
層がどれほどいることか。
一方で、受給資格を悪用する者がいることも事実。悪用者を排除できない
ことで批判されるのは、結局は現場のケースワーカーだったりする。そう
した批判がケースワーカーの志気を減衰させ、さらなる悪循環に陥ってい
ることも事実。
生活保護はどこか遠い世界の話ではなく、もっと一般的なセイフティーネ
ットである。もっとも、その制度設計は複雑で非常にわかりにくいために、
そのようには働いていないが。ちょっと躓いた人が気軽に利用して普通の
社会生活に戻っていくことにより、極論であるが、社会は納税者を失うこ
とを防ぐことにもつながる。
以前、海外ブラックロード 最狂バックパッカー版を読み、
妙にツボにはまってしまった嵐よういちさんの本。
本日2冊見つけ、一気に目を通してしまった。
筆者が海外に行くときに、
・油断しない
・ヤバイ空気を感じたら後戻りする
という肝に銘じていられるのは、彼の本を読んだおかげかも
(と言っても、読後に行った海外は2カ国だけだが)。
彼が凄いのは、ヨハネスブルクなり東ティモールなり、
所謂危険地帯と言われている処にどんどん行ってしまうこと。
行き先は電波少年形式の決まり方ではあるみたいだけど。
ヤバイ目つきの黒人に囲まれる話など、
想像するだけでぞっとする。
筆者はサンフランシスコで1人のゴツイ黒人に因縁を付けられそうになり、
それだけで背筋の凍る思いをしたものだが、
スラム近くでしかも集団で、だなんてねぇ…。
ともあれ、旅に危険はつきもの。
それさえ頭に入れ、身の丈にあったところにしか行かなければ、
旅は人生を豊かにする、と思う。
そのうち筆者もどこかに行きたいものだ。
嵐よういち公式サイト 海外ブラックロード http://www.blackroad.net/